潮騒が聞こえる〈BEACHBOYS1997〉

たそがれ時を過ごす場所。Costa del Biento / Sionecafe

岡田惠和

岡田惠和さんの話に耳を傾けよう

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(写真は当時sionecafe 〈ikepon〉が撮影したものです)


今日は、再放送が終わったということで、ビーチボーイズを書いた
脚本家、岡田惠和さんの当時の話をご紹介しますね。


▲▼▲自分へのご褒美 by 岡田▲▼▲
連続ドラマ「ビーチボーイズ」は、自分にとっては、何年か頑張ってきたことへの「ご褒美」みたいなドラマでした。 最初の企画打ち合わせの際の亀山Pの「夏はやっぱ海だろ」のひとことでスタートしたこのドラマ。 とにかく気持ちのいいドラマを書きたかったし、そう努めたつもりです。 めざしたのは「ビーチボーイズ」というタイトルがついた連作短編集の味わいでしょうか、 いい感じなテイストの演出と、細部にまで凝った美術、旬の俳優さんたちの肩に力の入ってない演技のおかげで、 自分でも大好きな作品になりました。

▲▼▲スペシャルについて by 岡田▲▼▲
めざした感じは、2時間半バージョンでも同じです。当初、このドラマで2時間半も持つんだろうかと思いもしましたが、 楽しんで書けました。思えば中学生の頃、ビーチボーイズのファンだったわたしは地元のレコード屋で、 男性コーラスのコーナーに入っていた彼らのレコードを、ロックBのコーナーに密かに移動させたりしてました。 それがいま「ビーチボーイズ」を書いてる。なんだか不思議な気分です。 ロケに行ってる亀山Pは電話で「撮影大変だよ、この本」と言ってました。脚本家でよかったなとしみじみ思う瞬間です。


そうか!BBは広海カーブで反町君が気持ちよさそうに言う、この言葉で始まったけど、この言葉は亀山Pの口から出た言葉だったんですね。 あたりまえのようだけど、とってもいい言葉ですね。
 「 夏はやっぱ、海だね!」
今年、海にでかけたら、言ってみませんか♪きっと、言ったあと気持ちよくなれますよ。

 「夏はやっぱ、海だね!!」

日曜の夜ぐらいは

やっぱり、岡田惠和さんの番組には愛を感じる。
いま、否定されつつあるアナログな心や情というものを感じるね。
これは「ビーチボーイズ」や「最後から2番目の恋」からつづく岡田イズムだと思う。

デジタル化した世界では感じられない人間の居場所を感じるドラマなんだよね。
放送中の「日曜の夜ぐらいは」というドラマの題名は、令和の冷たい家族や社会の中で、
この女性3人それぞれの環境での心の葛藤があり、3人が出会って同じ空気を共有する瞬間をさしての題名なのか。。。それとも、1週間機械の無機質な世の中で疲れ果てた視聴者に「安らぎ」的に、日曜の夜くらいは何も考えずに、このドラマに身を置いて昭和的なやさしい世界の中に居てもいいんだよという、ことなのか、岡田さんに聴いてみたい気がします。このドラマにはあの「ビーチボーイズ」的な空気が流れているんですよね。日曜日の夜が楽しみなんです。

岡田惠和さんの息子さんたち、広海くんと海都くんから、ビーチの反町隆史(桜井広海)、竹野内豊(鈴木海都)の名前が生まれたと聞きます。僕は岡田海都くんと同じ中高の同窓ということで、さらに思い入れがあります。高井さん、岡田さんと組んでまた館山でドラマ作ってください♪


 

続最後から2番目の恋の名言3

CIMG0011「最後から2番目の恋」は「続 最後から2番目の恋」がありますが、ぼくは「続 最後から2番目の恋」の中に惹かれるシーンが多いです。
さて、今回の名言ですが、続の第9話のラストのあたりから。。。
和平<中井貴一>が千明<小泉今日子>に呼び出されてカウンターで飲むシーン。
なぜ飲んでるかはネタバレになるので、ぜひ見てください。
このセリフを言ったあと、二人は飲んで帰るのですが、
おんぶされた千明の顔が幸せそうで。。。
大好きな第9話のラストシーンとなります。

何度もみちゃうんですよねえ。
それでは、千明の言葉を聞きましょう。

千明 「人が年を取って大人になるって、どうしてこんなにせつないんでしょうね。
    何かいいことありますかねえ、みんなにいいことあるといいのにねって思ったら、
    なんかこう泣きたくなっちゃいましたね」

グラスを持ち、黙って笑顔で千明の言葉を静かに聞く和平。
千明 「でも、泣いてないですよ、わたし。泣いちゃえばいいのにね、泣けないんだなあ。
    その分、酒の量が増えたってね。こらえた涙の分だけ飲み干すグラスの悲しさよ。
    酒よ、酒よ、酒よ。。。演歌かよ!」

和平 「でも、私は好きですけどね。吉野さんみたいな泣けない系。。。?」

至る所に、ビーチボーイズと同じように人生の名言が散りばめられているのは、
脚本の岡田惠和さんの風が吹いていますねえ。


ビーチボーイズ記念日

「ビーチボーイズを語り継ぐ We are the Beachboys」のサイトでお世話になっていた須磨の風さんのコメントで気づきました。7月7日はぼくらファンサイトでは「ビーチボーイズ記念日」でしたね。
1997年のフジテレビ月9夏ドラマとして始まったビーチボーイズの第一回放映日なんですよ。

昨日は鴨川のK病院の検査日だったので、不覚にも忘れていました。僕らファンは7月7日が来ると、DVDをあの夏のように1話から見始めて、1週おきに見ていきます。これが夏のお決まりです。ぼくも、切り絵を並べて、遅まきながら、この日をお祝いしたいと思います。
高井さん、亀山Pさん、おめでとうございます♪これからもよろしくお願いします。
須磨の風さんも、よろしくね♪


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シナリオかあ

公募雑誌に載っているシナリオ大賞のようなものがあるけど

1997年の月9ドラマ「ビーチボーイズ」も
あの岡田惠和さんが書いていたんですね。
実際のシナリオも読めました。
感動や、安心感を与えてくれるアイテムなんですね。


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館山湾に流れるフォエバーラブ
https://www.youtube.com/watch?v=I4iNFn7PkCw
館山駅に流れるフォエバーラブ
https://www.youtube.com/watch?v=tgFAV6kiD5E
ぼくらの夏は終わらない 1997年夏の月9ドラマ「ビーチボーイズ」に酔いしれる。館山市布良でロケ。
https://amzn.to/3NS24cj
日曜の夜ぐらいは
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ドラマは生活を豊かにする
続・最後から二番目の恋
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