潮騒が聞こえる〈BEACHBOYS1997〉

たそがれ時を過ごす場所。Costa del Biento / Sionecafe

ビーチボーイズ

あの潮音海岸はいまも

1997年、ここはビーチボーイズのロケ地だった。


あれから20数年が経ち、あのドラマを知らない世代もいます。


反町さん、竹野内さん、広末さんたちが走り回ってた。

(反町くんと書きたいけど、令和の時代は小学校でも「くん」は無し、すべて「さん」づけだと知りました。歴史的に差別とは違うと思うけど)


20数年前とは全く違う常識に塗り替えられていくのだけれど、

やっぱり反町さんは「広海くん」と呼びたい。

稲森さんはドラマの中で、「広海くん」「海都さん」と使い分けていたけど、
「くん」は親しみを寄せる称号だと思う。

広末さんの事故で、またこのドラマを語り辛くなってしまったけど、

高井P,僕らの伝説なんですよ。

「最後から2番目の恋」が帰ってきてくれる中で同じ岡田惠和さんの

ビーチがまた遠のいていってしまう。


いまも、あの浜は。。。。。待ってるんです



潮音海岸今昔

1997年、ドラマ「ビーチボーイズ」がロケされた館山市布良の阿由戸の浜。
当時のユタカ水産さんの工場建物もなく、あの公衆トイレさえも消えました。

上は1997年ロケ中のもの、下は2025年現在のものです。
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ビーチボーイズの布良浜から伊豆七島が


CIMG0195布良のいわゆる潮音海岸から
海をみると、
正面に見えるのが伊豆大島、



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少し離れてとんがり山に
見えるのが利島、





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また少し離れて
これは新島?か三宅島?
 

1997年ビーチの終わった日

ビーチボーイズの再放送が終わりました。

1997年のオンエアが終わった日が思い出されます。

当時、地元の房日新聞に掲載された記事がこちらです。

それだけ、このドラマが館山市に与えた影響は大きかった。


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岡田惠和さんの話に耳を傾けよう

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(写真は当時sionecafe 〈ikepon〉が撮影したものです)


今日は、再放送が終わったということで、ビーチボーイズを書いた
脚本家、岡田惠和さんの当時の話をご紹介しますね。


▲▼▲自分へのご褒美 by 岡田▲▼▲
連続ドラマ「ビーチボーイズ」は、自分にとっては、何年か頑張ってきたことへの「ご褒美」みたいなドラマでした。 最初の企画打ち合わせの際の亀山Pの「夏はやっぱ海だろ」のひとことでスタートしたこのドラマ。 とにかく気持ちのいいドラマを書きたかったし、そう努めたつもりです。 めざしたのは「ビーチボーイズ」というタイトルがついた連作短編集の味わいでしょうか、 いい感じなテイストの演出と、細部にまで凝った美術、旬の俳優さんたちの肩に力の入ってない演技のおかげで、 自分でも大好きな作品になりました。

▲▼▲スペシャルについて by 岡田▲▼▲
めざした感じは、2時間半バージョンでも同じです。当初、このドラマで2時間半も持つんだろうかと思いもしましたが、 楽しんで書けました。思えば中学生の頃、ビーチボーイズのファンだったわたしは地元のレコード屋で、 男性コーラスのコーナーに入っていた彼らのレコードを、ロックBのコーナーに密かに移動させたりしてました。 それがいま「ビーチボーイズ」を書いてる。なんだか不思議な気分です。 ロケに行ってる亀山Pは電話で「撮影大変だよ、この本」と言ってました。脚本家でよかったなとしみじみ思う瞬間です。


そうか!BBは広海カーブで反町君が気持ちよさそうに言う、この言葉で始まったけど、この言葉は亀山Pの口から出た言葉だったんですね。 あたりまえのようだけど、とってもいい言葉ですね。
 「 夏はやっぱ、海だね!」
今年、海にでかけたら、言ってみませんか♪きっと、言ったあと気持ちよくなれますよ。

 「夏はやっぱ、海だね!!」

ビーチの再放送、ニコニコスーパー

今回の再放送で、第5話の山本太郎さんが出ていた回が
丸々カットされていますが、これは選挙前で政治家に転身しているので、

何らかの影響があったんでしょうね。ぼくとしては房南中学プールでの
桜井vs清水をみたかったです。


そのほかにも少しづつカットシーンがありますね。

広海と真琴が海都の会社を訪ねる回で、真琴が伝言報告しますが、
それが書いてあった紙は、新聞チラシの裏に書いてありました。

カットされたシーンの画像ですが。。。



置き手紙の書いてあったチラシを持つ春子さん、

平成の館山を知っている人は、このチラシ知ってますよね。

館山市長須賀のクランクのところにあったニコニコスーパー。

新聞に折り込まれたチラシは、こんなでしたね。



もう、このスーパーはありません。いまはアパートが建っています。

フジテレビのドラマ画像ですが、店内の懐かしい様子が映ってます。

ぼくの知っている店員さんが映り込んでいます。


ビーチ再放送で注目

ビーチボーイズで忘れられている存在でしたが、
広末さん演じる真琴の同級生,祐介・裕子ですが、
「デイズニーランド!」と春子さんのお店で言っていた裕子、
彼女は女優の「佐藤仁美さん」なんですよ。
ホリプロでグランプリを受賞したころなので、まだういういしいですね。
のちの大女優さんです。


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ビーチボーイズ再放送 部長の言葉

突然、優秀な部下(竹野内豊)から会社を辞めると言われた部長(平泉成)。
夏の少年の心が蘇った海都は民宿ダイヤモンドヘッドにいた。
岸壁で釣りをしながら、部長は話したね。

「誰でもな、みんなお前みたいにやりたいと思うんだよ。思うんだ・・でもな、できないんだよ現実には。将来のことや家族のこと、いろんなことがあってな、できないんだよ。年取ったら今度こそって思うけど、そん時にはたいしたことできなくなっちまうんだろうな。俺は人生なんてそんなもんだと思う。思うことにした。・・・やれよ。好きにやれよ。そして失敗しろ。うんと後悔しろ。あんなマネするんじゃなかったって、会社辞めるなんてバカだったって、ボロボロの人生送って、うんと後悔しろ。俺の人生が間違ってなかったって、お前が間違ってたんだってこと、見せてくれよ。・・・その時また、見に来るよ」

堅実な大人の生き方をしてきた部長の心にも、少年の心は息づいていたに違いない。だから無謀にも見える海都の決断が眩しくもあったのかもしれない。海都はいまどうしているのだろう?僕の描いたスピンオフのように、会社に戻っているのだろうか?

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館山湾に流れるフォエバーラブ
https://www.youtube.com/watch?v=I4iNFn7PkCw
館山駅に流れるフォエバーラブ
https://www.youtube.com/watch?v=tgFAV6kiD5E
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