極真空手の創始者、大山倍達氏は寸止め空手を見て
ダンスのようだと言い放ち、実際に拳を当てる
フルコンタクト空手を世界各国に広めた偉人となった。

学生時代から極真を見てきて、尊敬する武人が
たくさんおられる。そのひとりが黒澤浩樹さんだ。
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(画像は格闘技通信より)

極真空手は拳をかためての、ど突き合いだ。
我慢大会に近いものもある。

からだと心が折れた方が負けだと思う。
そんな中で修業する黒澤さんの声に耳を傾けたい。

「ハイポジティブ」
仕事に夢中になって気がついたら3時間も経っていたという経験が
あるじゃないですか。これがハイポジティブの状態なんです。

ところがこの仕事を3時間でやるんだ、ほんとは嫌だと思って
いるけど、気合いだ!根性だ!で頑張ろうとしている。時間が
経つのも遅いし早く終わらないかとも思う。これがハイネガティブ。

試合ではハイネガティブでも勝つことが出来る。でも楽しくない。
ハイポジティブだと延長なんか何度でも来いよ。楽しくて仕方ない。
相手に対しているとき、関係者から解放されて、本当の「無の境地」
になっているんだろうと思う。それが本当の意味でのハイポジティブ
なんです。闘うものにとっては一番幸せな瞬間なんですね。
(格闘技通信より)