南房総には、マニアックな名所が存在します。
その部分を掘り起こします。
「空手バカ一代」という漫画をご存知でしょうか?
戦争から帰国してみると、日本は荒れ果てていて、
子供たちは米国軍人の投げるチョコレートを無心に拾っている。
ある日、若い女性が外人兵士に暴行を受けているのを見て、
誰も逆らえなかった外人兵士に立ち向かった空手家、
それが、のちに極真空手を世界的組織として立ち上げた孤高の空手家
大山倍達(おおやま ますたつ)その人だ。
大山氏の半生を梶原一機、影山譲二、つのだじろうで、長編連載された
漫画が「空手バカ一代」でした。ある程度の大げさな脚色はあるにしても
この漫画を読んで、日本の空手人口が急増したのは間違いありません。
漫画にも出てくる、大山氏の山ごもりによる空手修行ですが、2年半にわたり、
南房総の外房、天津の清澄山の清澄寺近くの山中で行われたようです。
写真は、清澄寺門前の植物園にある記念碑です。
2年前に立派なものに建て替えられたらしいですが写真は旧のものです。
そして、極真空手の世界大会の時は、代表選手がここを訪れて、
日本の優勝を祈念します。
フランシスコ・フィリョ(ブラジル)も日本の心を持つ空手家で、
ここを訪れて花束をささげ、世界大会を制しています。
この入口にあるドライブインでは、かれら極真の猛者たちの
サイン帳がおかれているそうです。
その2につづく