222この写真は大正初期の写真なんでしょうね。館山市の写真なんだけど、さてどこでしょうね?
ヒントは手前の看板です。
「松田屋兄弟書房」
きっと、駅前にあった松田屋書店さんの前身なんでしょうね。でも、この写真は駅前ではありません。

館山駅は大正8年頃の開業で、鉄道の開通で南町にあった商店がこぞって駅前に移転してきて、駅前の商店街ができたので、それ以前は田んぼだったんでしょうねえ。そのあたりのことは、右の「館山市の歴史」のカテゴリーを探って戴ければ、分かると思います。
333それでは、この写真はどこか?ですが、ヒントは大正4年の地図にあります。
松田屋書店は地図のいまの六軒町の通り。。。いまの塾のあたりかな?
写真では左にお店があるので、この通りの先は千葉銀のある交差点から海へ向かっている方向ですね。駅前に移転する前なので大正4年くらいの写真なのかもしれませんね。PCで見ている方は地図上をクリックで少し拡大されます。

大正8年までは海岸の桟橋からの汽船による海路が主な交通の中心、駅前が賑やかな時代は鉄道が館山までやってきた時からなんですね。地図で分かる気付いたことですが、裁判所の通りはこの時はありませんね。鈴木菓子舗の前の道路が本通りだったんですね。
松田屋駅前の松田屋さんは駅前交差点の角に文具と玩具のお店、中村パン屋さんの隣に書店、日東バス停留所横にも書店、そして、農協通りに楽器店とありましたね。