大山倍達
10月20
3月25
この試合ほど、印象深いものはない。
力道山は相撲からプロレスに移ったレジェンド。
木村は柔道王で、ブラジル柔術の創始者グレイシーにも勝っている。
普通に戦えば好勝負だったに違いない。
力道山は前日に木村に連絡を取り、良いところを出し合って引き分けにしよう、
というような趣旨を伝えてきた。木村もそこに油断が出たに違いない。
いざリングに上がると、空手チョップと称して、木村の顔面目掛けてパンチの雨嵐、
顔面に慣れていない木村はノックアウト。力道山は笑顔で高々と手を挙げた。
顔面攻撃の抗議をしようとした木村の手を取って、握手に変えた力道山だった。
前日の話を知っていた極真空手の大山倍達氏は「汚いぞ、力道山」と
試合後にリング下から力道山を強い眼光でにらみ、リングに上がろうとまでした。
そんな伝説の男たちの思いが交錯した試合だった。
個人的には、力道山vs大山倍達の試合は見てみたかった。
力道山には皮算用があっただろうから、試合は受けないと思うが。。。
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