1970年代後半から1980年代前半には、まだ六本木は僕たちが遊べた街だった。
ディスコがあちこちにあって、アン・ルイスさんやチャーさんをよく見かけました。
森永ラブの角を曲がると、「バブルへGO!」にも登場したビル。地下にはバードランド、
jazzの調べが聞こえてきて、大橋巨泉さんがっ!エレベーターを上ると華やかなディスコ。
通りを戻って、平尾昌晃さんのライブハウス「spats」で2時までツイストとチーク。

奥の階段を降りたところにはポニーというお店があった。夜2時ころに、それぞれのお店から、
仕事上りの歌好きが集まってくる。そして始まるのが今日のベストテン。
カラオケで郷ひろみさんの曲のイントロがかかると、カウンターの奥に座っていた男がマイクを取る。
気づくと、かれはテレビで見る郷ひろみのそっぅりさん。こうしてベストテンが繰り広げられる。
深夜は若者の解放区でした。いまは日本人よりも外人さんの方が多い夜の街になっていますね。

あの頃、待ち合わせになったガラス張りのアマンド。。。
終電の終わった深夜、タクシーを止めるには一万円札を振らないと止まってくれませんでした。
短い距離だと断られたり、「チッ」としたうちされました。
友人と銀座まで歩き、深夜の銀ブラをしたり、深夜1時間半をかけて六本木から門前仲町まで
東京タワーの下をぬけて、いろんな話をしながら歩いたこともありました。

バブルは夢のように過ぎ去った。このマッチを見ると、あの頃のことを思い出します。

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