潮騒が聞こえる〈BEACHBOYS1997〉

たそがれ時を過ごす場所。Costa del Biento / Sionecafe    2022年、館山の夕日劇場を見においで

いちご白書

いちご白書が見たい

学生時代、いちご白書の再上映を飯田橋のお堀端の佳作座で見た。

学生たちのむせ返る汗のにおいの中で、熱い熱い「いちご白書」を見た。

見終わって外に出ても、僕の耳にはバフィ―・セントメリーの
サークルゲームが残っていた。。。

 

そして、ユーミンもみたんだね。「いちご白書」をもう一度
バンバンではなく、今日は曲を作ったユーミンで。。。実際の60年代の東大紛争ガッ!
荒れた安田講堂。


いちご白書を見たか?

香港の惨状を見てきて思い出した。
周庭さんは実刑を受けるようですね。
彼女は自由が欲しかっただけ。。。あの国はそれを許さない。
あたりまえの自由が、ある日を境に失われてしまった現実。
僕らも尖閣を見ていると、他人事ではない。


1970  〈12〉いちご白書

宮下家を後にした凪とミユキは、二合半坂の途中で道路脇に腰かけていた。
「ミユキちゃん、来週の日曜日に深川の道場に行ってみようと思うんだ。宮下さんのお話を聞いていたら、じいちゃんと純子さんたちが修行していた頃のことを知りたくなってきたよ」

「うん、なんか寂しいよね。純子さんの一生って、話したくても話せない切なさを感じちゃう。男と女ではまだ偏見のあった時代だから、結婚だって思ってもいない選択肢だったんだと思う。自分の自由になるときって楽しいし、すぐに時間が経っちゃうでしょ。それは人生を通してもきっとそうなんだと思う。楽しい時があれば、辛い時もある。それは半分ずつだって思っていたけど、辛い時の方がずっとずっと多い気がする」
「そうだね。いま僕たちは、すごく自由なときを過ごしていて、あっ、もちろん勉強とか人との関係とか嫌なこともあるけど、じいちゃんの時代と比べれば、自分で選んで決めることができるし、ミユキちゃんの言う人生の中での楽しい時を過ごしているのかもしれないね」

「私はいま弓道を習っているけど、思う通りに引けないこともあって悩んでいるんだ。弓道は相手がいないから敵は自分の中にあるって言われる。平常心を保って癖のない動作を心掛けているんだけど、それができないんだ。すべては自分に返ってくる。自分との闘いっていうけど、それは贅沢な悩みだったんだね。純子さんは、それ以前に家族に対して の責任感や不安を重圧として受け止めてきて、自分と向き合う時間なんて無かったんだと思う」
「うん、まだウーマンリブなんて言葉もないし、自分で決められることって少なかったのかもしれないね。そうそう、学校の先生が言ってたけど、今年11月に渋谷で第一回ウーマンリブ大会があるらしいよ」
「毎日が大変な日々で、モーレツに働いてきたんだろうなあ。弓をひいてた時代の写真を見て泣いていたなんて、悲しすぎるよ」

「ところでさあ、コマーシャルでいま『モーレツからビューティフルへ』ってやってるけど、なりふり構わずやるよりも、美しい生きざまってかっこいいと思わない?」
「どうしたの、急に」

「じいちゃんの生き方が、少し好きになった気がするんだ」
「うん、私、来週も一緒に行ってもいい?」
「もちろんさ、ミユキちゃんはもう僕たちの秘密基地にも行ったしね」
「な~に? 秘密基地って・・・」
「そうだなあ、男のロマンってやつ、うん」
「しょってらあ」

imagesこの日の帰りに、ふたりは映画を見た。この年9月19日に公開された映画「いちご白書」は、アメリカ人作家ジェームズ・クネンによるノンフィクションで、コロンビア大学での1966年から1968年までの学生運動が描かれている。ラストシーンでサイモンとリンダは、数百人の学生とともに大学の講堂に立てこもり、包囲する武装警察隊が突入してくる中、床を叩きながらジョン・レノンのGIVE ME A CHANCEを合唱するのだが、催涙ガスが撒かれる中、ひとりまたひとりと床から剥がされ警棒で叩かれ、傷つきながら連れ出されていく。そしてサイモンとリンダも引き離されて衝撃の流血シーンへ。そこで流れるバフィ―・セントメリーのサークルゲーム。映画が終わっても凪とミユキは暫くの間、座席を立ち上がることができなかった。凪は中学受験のとき、東大安田講堂から煙が上り、その周囲を飛ぶヘリコプターの光景を実際に目にしていた。周りの大人たちからは、「あんな大学生にはなるなよ」と言われていた。大学生の人たちは何をしているのだろうと、あの時分からなかったが、「いちご白書」を見て、何か熱い思いがこみ上げてきて、理解はしていないものの、同じ怒りを共有できたようで、少し大人になった気持ちになっていた。

     〈続く〉

いちご白書のラストシーン

いま、香港では学生たちが自由を守るため、
大学構内に立てこもっています。
香港警察が大学構内に突入する構えです。
中国からは兵隊が近づいています。

1970年の映画「いちご白書」のラストシーンを思い出します。
この画像は映画の中の実際にあった米国の学生たちの最後の抵抗です

香港の学生たちが無事であることを祈ります。


いちご白書をもう一度

いま政権与党が強すぎるのか、一般市民をおいてきぼりの
強硬な政策が日々決められていきます。
平成の「個の時代」に育ってきた学生たちは
損得を考えます。めんどくさいことはやりません。

かれらにいま見て欲しいのは「いちご白書」です。
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東京、飯田橋のお堀端の映画館佳作座で
大学生であふれて、汗のにおいのなかで
目を光らせて見ていた自分を思い出します。

昭和の「組織の時代」の学生たち。。。
あの頃の良くも悪くも熱かった大学生たちを
若い今の学生たちに見て欲しい。

ユーミンがつくり、バンバンが歌った
「いちご白書をもう一度」が
いまふたたび聞こえてきます。

これから向かう「共生の時代」に向かって
歩んでいく若い人たちに、足元を見て欲しい。
この映画はそのきっかけになるんじゃないだろうか。。。

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『いちご白書』を何回も

19の頃、飯田橋の神楽坂寄りのお堀端にあった
佳作座という映画館で、アメリカ映画「いちご白書」を見ました。
 
夏の暑いころで、リバイバル上映だったにもかかわらず、
館内は大学生でごったがえし、満員電車の中のように混んでいました。
冷房も効かず、汗臭い館内で、この映画と出会いました。
 
これは当時の映画のパンフレットです。
キム・ダービーがかわいかったですね。
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当時はユーミンのつくった「いちご白書をもう一度」という曲を
バンバンが歌っていて、
その影響で映画がリバイバル上映されました。
 
これはユーミンとバンバンが書いた当時の本です。
 
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ラストシーンはすごかったですね♪
 
体育館で円陣をつくり床を叩いて歌っていたのは、
ジョン・レノンの「Give peace a chance」
 
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あ!と衝撃的なシーンと共に、バフィ・セントメリーの歌う
サークルゲームが流れて来て印象的でした。
 
 
なぜ、いちご白書を記事にしているかというと、
この映画はビデオVHSでは販売されていたのですが、
いまは廃版で購入は難しい状態。
 
DVDは?というと販売されていなかったんです。
もう見られないのかなあ、と思っていたのですが、
TSUTAYAさんとどこかのコラボで
輸入版DVDが販売されていたんです。
手に入れました♪
 
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日本語字幕で、あのときの気持ちが蘇ってきましたよ。
 
佳作座の混んだ映画館内のにおいまで思いだしました。
 
いちご白書をもう一度見たいと願っていたのですが、
これで、いちご白書を何回でもみれるようになりました。
 
 
 
 
ビリー工作キット昭和シリーズ
ぼくらの夏は終わらない 1997年夏の月9ドラマ「ビーチボーイズ」に酔いしれる。館山市布良でロケ。
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