潮騒が聞こえる〈BEACHBOYS1997〉

たそがれ時を過ごす場所。Costa del Biento / Sionecafe

極真空手発祥の地 館山

飯田橋の餃子会館

「空手バカ一代」という漫画を読んで、
極真空手を始めた人は、ぼくの世代では多い。
東京飯田橋の駅近くのビルの一階に
かつて「餃子会館」というお店があった。
中学生だったぼくは、ここの餃子が好きで
放課後、よく食べに行きました。

時間内に100個食べると、無料となり、
1万円の賞金ももらえる。
女性は50個で5000円、
近くの日本医科大学の看護師さんが
何回も成功していて、名前を壁に張り出されていて
ぼくのヒロインでした。

ある日、カウンターのなかの店主らしい人が
ぼくが館山出身だと話すと、顔を覚えてくれました。
「極真の本部夏合宿は館山でやるんだぞ」
「安房自然村って知ってるか?」
店主は極真空手の有段者だったんですね。
池袋の極真会館で空手の修業を。。。
イメージ 1


そういえば。。。このお店の名前
「餃子会館」って。。。

押 忍 !〈おす〉

オリンピックの空手は競技になってしまっていて
組手の際に、選手がリズムをつくるために、前後にピョンピョン跳ねているのを見る。
剣道をやっていた僕から見ると、あれは良くないと思ってしまう。

剣道では間合いを詰めて、跳ねていると、すきを突かれて「こて」を決められてしまう。
あの空手は寸止めで、ぎりぎり当てずに決めて旗が上がる競技なので、
相手は実際に当てられた刺激がないので、判定に文句が出る。

もし実践空手だと跳ねることはめったにしない。すり足で近づく。
跳ね上がっているときは、無防備になってはいないかと。
型ではすり足なのに、組手ではぴょんぴょん跳ねている。
極真空手の創始者、大山倍達氏はあれはダンスだと言い、実際に当てる実践空手、
極真空手を作った。いわゆるフルコンタクト空手だ。

大山氏は最初に居を構えた館山を「極真空手発祥の地」と呼んだ。
伝説の牛との闘いは、八幡海岸で撮影された。


さて、先輩から「押忍〈おす〉」について教えてもらいました。
押忍は空手をするものの挨拶、返事となっている。

 耐えがたきを 耐え
 忍びがたきを 忍び
  
 押さば 押せ
 引かば 引け
 
 これぞ まさしく
 押忍の精神なり

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応援してた南豪宏

大阪の正道会館の選手が、佐藤塾や白連会館、そして、極真会館の大会へと出場して
その戦い方からファンを増やしていった。正道の佐竹、柳澤、後川、金、玉城、そして角田と
面白さはうなぎのぼりだった。

フルコンタクトの極真会館の大会でもう一人、白連会館〈びゃくれん〉の南豪宏は秀逸だった。
組手のお手本のような正道の玉城と何度も試合で当たったが、南のパワーは玉置を抑えていた。
その南が、極真大会で大変な活躍を見せた。王者増田と好勝負をしたのだった。

ちなみに、南の家に泥棒が入り、出合わせた南が泥棒を2階から投げ捨てたという話もある。

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極真の伊達男

大山倍達総裁がまだお元気なころ、極真空手世界大会の日本代表の合宿は館山市布良の安房自然村で行われていました。ぼくも布良の浜で瞑想する選手たちを見かけたことがありました。

その頃、極真世界大会で世界5位に入賞した南房総の選手がいました。
白間津の浜を鉄下駄をはいて走っていたという逸話もある人、マスコミは「極真の伊達男」と書いていました。ぼくも大会を観戦し、豪州の刺青のある超合金のようなガタイの警察官との試合を見ましたが、鎖骨めがけて正拳を連続して叩き込む劇画のような姿に感動しました。妖刀マサカリキックがさく裂します。

その人こそ、千倉出身の石井豊さんです。石井さんは今も館山と千倉で空手を教えています。娘さんは安房高校出身で、紅白にも出場したアニメ系アイドルグループにいて千倉のふるさと大使のような役をしていますね。


カリスマのなきあと

大山総裁という大きなカリスマが消えた後、
大変だったことは聞いていましたが、こんなだったとは。。。

館山八幡海岸での牛との闘い、麦わら帽子の本部夏合宿〈安房自然村〉、
「きみたちできるよ!」とお話していた大きなカリスマでした。

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黒澤浩樹という生き方

僕はこの人は大好きです。試合におけるポジティブな考え方も大ファンです。
画像は、極真ウェイト制の大会で、当時人気の大阪の正道会館が、極真の大会に参戦したときのもの。
リアルチャンピオン大会で佐竹雅昭を下し、華麗な技の使い手である柳澤聡行が参戦。
極真の「最後の伝説」と言われる黒澤浩樹との世紀の一戦をむかえる。王道元祖の極真会館に石井館長率いる正道会館の精鋭が挑むので、地元大阪府立体育館は正道の応援団が押し寄せて、対決姿勢で盛り上がっていた。
柳澤は少しいつもと様子が違っていたが、極真大会での黒澤戦で緊張もあったのだろう。柳澤の華麗な組手は黒澤の強烈な下段で崩されていった。見た目にも黒澤が伝説の男たる組手を見せていた。判定で黒澤が勝ったが、黒澤はすぐに柳澤に握手を求めていき、健闘を称えた。対決姿勢で盛り上がっていた正道は黒澤の貫禄の前に静まりかえっていた。のちのインタビューで黒澤は、「彼は〈柳澤〉、これまでに辛い修行をしてきたから強いんです」と自分が勝ったことよりも試合で向き合えた好敵手にエールを送っていた。僕はたまらなく黒澤さんの生き方が好きですねえ。

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力道山vs木村政彦


この試合ほど、印象深いものはない。
力道山は相撲からプロレスに移ったレジェンド。
木村は柔道王で、ブラジル柔術の創始者グレイシーにも勝っている。
普通に戦えば好勝負だったに違いない。

力道山は前日に木村に連絡を取り、良いところを出し合って引き分けにしよう、
というような趣旨を伝えてきた。木村もそこに油断が出たに違いない。
いざリングに上がると、空手チョップと称して、木村の顔面目掛けてパンチの雨嵐、
顔面に慣れていない木村はノックアウト。力道山は笑顔で高々と手を挙げた。
顔面攻撃の抗議をしようとした木村の手を取って、握手に変えた力道山だった。

前日の話を知っていた極真空手の大山倍達氏は「汚いぞ、力道山」と
試合後にリング下から力道山を強い眼光でにらみ、リングに上がろうとまでした。
そんな伝説の男たちの思いが交錯した試合だった。
個人的には、力道山vs大山倍達の試合は見てみたかった。
力道山には皮算用があっただろうから、試合は受けないと思うが。。。

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松濤館は奥深い

浅井一族の長女は、腕の立つ現代っ子ですね。

これは興味深い。
らせんの手刀。。。
上段中段を蹴るときは、金的を防御しておかないと、
彼女には勝てない!!!

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ぼくらの夏は終わらない 1997年夏の月9ドラマ「ビーチボーイズ」に酔いしれる。館山市布良でロケ。
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