大山倍達総裁がまだお元気なころ、極真空手世界大会の日本代表の合宿は館山市布良の安房自然村で行われていました。ぼくも布良の浜で瞑想する選手たちを見かけたことがありました。

その頃、極真世界大会で世界5位に入賞した南房総の選手がいました。
白間津の浜を鉄下駄をはいて走っていたという逸話もある人、マスコミは「極真の伊達男」と書いていました。ぼくも大会を観戦し、豪州の刺青のある超合金のようなガタイの警察官との試合を見ましたが、鎖骨めがけて正拳を連続して叩き込む劇画のような姿に感動しました。妖刀マサカリキックがさく裂します。

その人こそ、千倉出身の石井豊さんです。石井さんは今も館山と千倉で空手を教えています。娘さんは安房高校出身で、紅白にも出場したアニメ系アイドルグループにいて千倉のふるさと大使のような役をしていますね。